Jonathan Landay Daphne Psaledakis
[国連 3日 ロイター] - 国連安全保障理事会の理事国は3日開かれた今年最初の正式会合で、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に紅海とアデン湾での船舶攻撃停止を求めた。攻撃は違法で、地域の安定や航行の自由、世界の食料供給を脅かすとした。
フーシ派が11月に拿捕(だほ)した日本郵船運航の貨物船「ギャラクシー・リーダー」と乗組員の解放も求めた。
米英、イスラエルはフーシ派による攻撃をイランが支援していると非難した。イランはこうした主張を否定している。
日本の山崎和之国連大使は、フーシ派によるさらなる脅威を抑止する適切な行動を安保理に求めたが、具体的な措置には言及しなかった。
ロシアのネベンジャ国連大使はフーシ派の指導者らに対し、商船や乗組員を脅威にさらす行為を弱めるよう呼びかけた。ただ、根本的にはパレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が背景にあるとし、米国が停戦決議採択を阻止していると非難した。