Lisa Barrington
[ソウル 19日 ロイター] - 航空・海上運賃情報プラットフォームのゼネタは19日、ベトナムから欧州への主要な衣料品輸出ルートで航空貨物が季節外れの急増を見せており、紅海での船舶攻撃により海運が混乱する中、荷主が高価な空輸に目を向けていることを示していると明らかにした。
同ルートの14日までの週間貨物量は前週比62%増加し、運賃は10%上昇。この時期は通常、航空貨物にとって閑散期に当たるという。
複数の物流会社はこれまで、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による船舶への攻撃により代替ルートを探さざるを得なくなったため、今後数週間は商品を空輸しようとする製造業者が増えるとの見方を示していた。
ゼネタの担当者は「本格的かつ大幅なシフトかどうかは今後2週間ではっきりする」と語った。