[アムステルダム 19日 ロイター] - サッカーのサウジアラビア・プロリーグ、アルエティファクとの契約をわずか6カ月で破棄し、アヤックス(オランダ)に加入したイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン(33)が、サウジアラビア行きで不快な思いをしたファンに謝罪した。
ヘンダーソンはイングランド・プレミアリーグのリバプールで12年にわたりプレーした後、3年契約でアルエティファクに加入。しかし、わずか6カ月で双方合意の上で契約解除となり、18日にアヤックスに移籍したと発表された。
サウジアラビアでは同性愛が違法とされており、長期にわたりLGBTQ+コミュニティーを支援してきたヘンダーソンはアルエティファク行きを巡り批判の的に。昨年10月にウェンブリー競技場で行われたオーストラリア代表との親善試合に出た際には、地元のファンからブーイングを受けた。
同選手は19日、「もし誰かを不快にさせたり、失望させたと感じたりしたのなら、そのことについて謝罪すると半年前に言ったが、もう一度謝りたい。私の信念はこれまでもこれからも変わらない。人々が失望させられたと感じたなら、私は謝る。私の人間性は変わっていないし、これからも変わらない」と述べた。