[メルボルン 26日 ロイター] - テニスの四大大会初戦、全豪オープンは26日、メルボルンで試合を行い、男子シングルス準決勝で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が敗退した。
全豪10回優勝を誇るジョコビッチは第4シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦し、第1セットを1─6で落とすと、第2セットも2─6。第3セットは7─6で粘ったが、第4セットで3─6で敗れた。
ジョコビッチはファーストサーブ、セカンドサーブのポイント獲得率でいずれも相手を下回り、アンフォーストエラーがシナーの28回に対して54回と多かった。
ジョコビッチは、「彼は今日、私を打倒した。悪い意味で自分のレベルにショックを受けている。ちゃんとやれたことがあまりない。記憶する限り、これまでで最悪のグランドスラムの試合の1つだった」と振り返った。
イタリア人選手として初めて全豪でシングルス決勝に進んだシナーは、「本当にタフな試合だった。立ち上がりが良かった。最初の2セットは、彼(ジョコビッチ)の調子があまり良くないと感じたので、とにかく攻め続けようとした」とコメント。
同選手は「第3セットではマッチポイントを握ったのに、フォアハンドをミスしてしまった。でも、これがテニスというもの。次のセットに向けて準備を整えたし、雰囲気もとても素晴らしかった。ここでプレーできるのは本当に嬉しい」と語った。
もう1試合では、ロシア出身で第3シードのダニル・メドベージェフが第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に5─7、3─6、7─6、7─6、6─3の逆転勝利を収め、シナーとの決勝に進んだ。