[ソウル 2日 ロイター] - 韓国軍は、北朝鮮が2日午前11時(日本時間同)ごろ、西岸沖に向けて複数の巡航ミサイルを発射したと発表した。これ以上の詳細は明らかにしていない。東岸沖へも含めこうしたミサイル発射はこの1週間余りで4回目となる。
北朝鮮は先週以降、「戦略」巡航ミサイルの発射実験を行ったと表明。核弾頭を搭載するよう設計されている可能性を示唆している。
北朝鮮国営メディアは今週、新しい潜水艦発射巡航ミサイル(SLCM)の発射実験を行ったと報道。金正恩朝鮮労働党総書記が視察したとした。
韓国軍はこれまで、北朝鮮がミサイル能力を高めるために実験を行っているとの見解を示している。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は今回の発射に先立つ2日、金総書記が西部南浦市の造船所を視察し、「戦争準備」で海軍を強化する重要性を強調したと報じた。
北朝鮮はこれまで、米国と韓国が大規模な軍事訓練で緊張をエスカレートさせていると非難している。
米特殊作戦軍は2日、韓国の特殊作戦部隊との訓練を完了したと発表した。