Nidal al-Mughrabi Dan Williams Ibraheem Abu Mustafa
[カイロ/エルサレム/ガザ 13日 ロイター] - イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が続くパレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡り米国、エジプト、イスラエル、カタールが関与する協議が13日にエジプトで実施されたものの、物別れに終わった。
エジプトの国家情報機関によると、シシ大統領がガザ地区の戦闘休止と人道支援の拡大を巡る合意を目指し、首都カイロで米中央情報局(CIA)のバーンズ長官、カタールのムハンマド首相との協議を実施。声明で、重要な問題を巡り「協議と調整を継続する」と表明し、協議で突破口が開かれなかったことを示唆した。
エジプトの声明にはイスラエルについての言及はない。ロイターの取材によると、イスラエル代表団はカイロを出発し、帰国の途に就いた。
ロイターはイスラエル首相府にコメントを求めたものの、今のところ返答は得られていない。
イスラエルはハマス撲滅まで戦闘を続けると表明している。
パレスチナ当局者によると、ハマスが受け入れ可能な方法を模索したという。ハマスはイスラエルが戦争を終結させ、ガザ撤退を確約するよう主張している。
ハマス側は、イスラエルが人質解放後に戦闘を再開するのではという懸念を参加者に伝えたという。
ガザ情勢を巡っては、ドイツのベーアボック外相が14日にイスラエルを訪問する。
*内容を追加しました