[北京 22日 ロイター] - 中国の王毅外相は、欧州が「デリスク(リスク低減)」戦略を進めていることについて、相互協力の排除や信頼低下につながるべきではないとの認識を示した。
ウクライナ侵攻後にロシアが欧州への天然ガス供給を減らしたことを受け、欧州はデリスク戦略を進め、重要な鉱物を中心に中国依存を減らそうとしている。
王氏は中国メディアとのインタビューで、信頼に基づく相互依存は互いを補完して共通の発展を後押しすると説明した。
欧州はあらゆるレベルで中国との関係強化に前向きだとし、経済や貿易、エネルギー、デジタル、教育といった分野における協力で具体的な成果を期待していると述べた。