[ローザンヌ(スイス) 19日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は19日の理事会で、今夏のパリ五輪について、ロシアとベラルーシ選手の開会式入場行進は不参加とするとの決定を下した。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアとその同盟国ベラルーシの選手は「中立」の立場での参加を容認されており、国歌や国旗は使用禁止、団体競技への参加は認められない。IOCは今回の決定について「両国の選手は個人の競技者として出場するため」と理由を説明した。なお、両国の選手は開会式で、入場行進を除くセレモニーには参加する。
パリ五輪組織委員会も「ロシアとベラルーシのパスポートを所持する競技者は、国を代表してではなく、個人として参加するのであり、この決定は理にかなっている」と述べた。
IOCは、パリ五輪には36人のロシア選手、22人のベラルーシ選手が参加見込みとしている。