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安保理、イラン大使館攻撃非難で一致できず 米など慎重姿勢

発行済 2024-04-04 09:50
更新済 2024-04-04 09:55

Michelle Nichols

[国連 3日 ロイター] - イスラエル軍によるとみられるシリアのイラン大使館周辺への攻撃によってイラン軍高官など7人が死亡した問題で、国連安全保障理事会は3日に会合を開き、攻撃を非難するロシア提出の報道声明案に米英仏が反対を表明した。

報道声明は安保理を構成する15カ国全ての賛成が必要。外交関係者によると、米英仏は1日にダマスカスで起きた攻撃についてははっきりしていないことが多く、各国のコンセンサスが得られていないとの考えを示した。

これに対し、ロシアのポリアンスキー国連次席大使はXへの投稿で、西側3カ国による二重基準だなどと非難した。

安保理は過去にも外交施設に対する攻撃を非難する声明を発表している。欧州連合(EU)は3日、攻撃を非難するとともに、外交・領事施設と人員の不可侵性が尊重されなければならないと訴えた。

米国は攻撃された建物がどういう位置付けだったか確認していないが、外交施設であれば懸念されると述べた。

イスラエルは攻撃を実施したと表明していない。

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