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銃乱射少年の両親に10―15年の禁錮刑、米ミシガン州

発行済 2024-04-10 13:53
更新済 2024-04-10 13:55
© Reuters. 米中西部ミシガン州デトロイト近郊の高校で2021年に当時15歳だった少年が銃を乱射して生徒4人を射殺した事件を巡り、少年の両親が過失致死罪で有罪評決を受けた裁判で、同州オ

Brad Brooks Brendan O'Brien

[9日 ロイター] - 米中西部ミシガン州デトロイト近郊の高校で2021年に当時15歳だった少年が銃を乱射して生徒4人を射殺した事件を巡り、少年の両親が過失致死罪で有罪評決を受けた裁判で、同州オークランド郡の裁判所は9日、母親のジェニファー・クランブリー被告(46)と父親のジェームズ・クランブリー被告(47)にそれぞれ10―15年の禁錮刑を言い渡した。学校での銃乱射事件で犯人の親が有罪となるのは異例。

チェリル・マシューズ裁判官は、子どもに武器への「無制限のアクセス」を容認したジェームズ・クランブリー被告には責任があり、ジェニファー・クランブリー被告は銃を賞賛したと判決の理由を説明した。

父親は事件の4日前、少年へのクリスマスプレゼントとして銃を購入していた。

検察によると、事件当日の午前に少年が暴力的な絵やメッセージを残しているのを教師が発見。クランブリー夫妻は学校に呼び出されたが、少年を家に連れ帰ることを承諾せず、少年が銃にアクセスできることを知りながらリュックの中を調べたり銃について尋ねたりしなかったという。

裁判では被害者の母親が「娘を殺したのはあなたの息子だけじゃない。あなたたちも同じだ」と訴えた。これに対してジェニファー・クランブリー被告は「深い悲しみ」を表しつつ、息子に殺人ができるとは全く気づかなかったと証言。「夫と私は、息子は完璧だと話し合っていた。それを本当に信じていた。疑う理由はなく、全く予期していなかったことだ」と述べた。

少年は第一級殺人など4つの罪状で、執行猶予のつかない終身刑判決を受けている。

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