■今後の見通し2021年3月期の連結業績予想は、コロナの影響で不透明であり、合理的に算定することが困難であるため、現段階では未定としている。
フォーバル (T:8275)の顧客企業は幅広い業種・業界の中小企業であり、コロナの影響による顧客企業の動向を短期的な視点で見極めることは大変困難な状況にある。
例えばフォーバルビジネスグループでは、テレワークなどの浸透により情報機器の需要が増える半面、コピー機などの従来の事務機器の買い替えサイクルは遅くなるなど、影響は複雑である。
同社の主力事業はストック型ビジネスの比率が高いため、業績への影響はある程度軽減される。
コロナ禍が落ち着きつつある第2四半期とそれに続く下半期は、本来の成長力とコロナによるマイナスの影響が相殺し、前期並みの水準まで回復すると弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)