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イーストン Research Memo(1):新中期経営計画『PROJECT “C”』で中長期的成長の基盤確立に挑む

発行済 2016-06-22 16:38
更新済 2016-06-22 17:00
イーストン Research Memo(1):新中期経営計画『PROJECT “C”』で中長期的成長の基盤確立に挑む
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ルネサスイーストン (T:9995)は技術系エレクトロニクス商社で、社名が示すようにルネサスエレクトロニクス (T:6723)の有力特約店という立場にある。
取扱商品はルネサスエレクトロニクス製半導体が中心となっているが、海外製品を中心に同社が独自に開拓してきた商材の拡大にも力を入れている。
2016年3月期決算は、売上高78,373百万円(前期比7.5%減)、営業利益966百万円(同43.4%減)と減収減益での着地となった。
主力製品の集積回路は、自動車向け及び産業向けといった主力需要先向けがともに減収となった。
また2番目に売上構成比が高い半導体素子も需要分野全般にわたって減収となった。
利益面では、構成差による売上高総利益率の低下と減収要因で売上総利益が減益となったことを、販管費の削減でカバーしきれなかった。
同社は2017年3月期から2019年3月期までの新3ヶ年中期経営計画『PROJECT “C”』を策定した。
“C”はCollaborateとCreateのCだ。
Collaborateは技術の発展や商材の拡大などに対してグループ内外の企業と連携・協業していくという思いが込められている。
Createには顧客ニーズを先取りしてプロアクティブにビジネスを創造していくという気持ちが含まれている。
計数目標としては、2019年3月期で売上高90,000百万円、営業利益1,820百万円、営業利益率2%台回復を掲げている。
2017年3月期について同社は、売上高80,000百万円(前期比2.1%増)、営業利益1,000百万円(同3.5%増)の増収・増益を予想している。
主力の自動車関連向け、および産業向けは中国の過剰設備問題の不透明さを理由に、厳しめの予想をしている。
弊社では自動車と産業の主力2分野でのデザイン−インの進捗と、CSB(Castomer Satisfaction Business)製品の伸びに注目している。
いずれも今中期経営計画にとどまらず、次期中期経営計画における収益成長へとつながるポイントと考えるからだ。
■Check Point ・デザイン−インの進捗と、CSB製品の伸びに注目 ・新中計『PROJECT “C”』売上高900億円、営業利益18.2億円を揚げる ・ルネサスエレクトロニクスの有力特約店 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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