■株主還元
イデアインターナショナル (T:3140)は2016年6月期決算において、将来の回収可能性、すなわち、将来の当期純利益の確保の見通しについての厳しい検討をクリアして繰延税金資産を計上した。
2016年6月期の2期連続当期純利益確保と合わせて、黒字体質が定着したと言えると弊社では評価している。
無配を続けている同社であるが、かねてより株主還元について強い意欲を示している。
しかしながら一方で同社は、積極的な新店投資や広告宣伝費投下といった、トップライングロースに向けた施策に取り組んでいる最中だ。
これら施策に伴う資金需要も多いため、配当を開始するにはまだしばらく時間を要すると弊社では考えている。
同社は株主優待制度を導入している。
これは現金配当が可能になるまでにはしばらく時間がかかると想定される一方で、期間損益の改善には一定の道筋が見えてきたことへの自信の表れであると弊社では理解している。
2016年6月期から制度の一部をより積極的な内容に変更した。
具体的には、ランクを拡大するとともに、権利確定のタイミングを年2回から1回に統合して金額を200%高額なものとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
イデアインターナショナル (T:3140)は2016年6月期決算において、将来の回収可能性、すなわち、将来の当期純利益の確保の見通しについての厳しい検討をクリアして繰延税金資産を計上した。
2016年6月期の2期連続当期純利益確保と合わせて、黒字体質が定着したと言えると弊社では評価している。
無配を続けている同社であるが、かねてより株主還元について強い意欲を示している。
しかしながら一方で同社は、積極的な新店投資や広告宣伝費投下といった、トップライングロースに向けた施策に取り組んでいる最中だ。
これら施策に伴う資金需要も多いため、配当を開始するにはまだしばらく時間を要すると弊社では考えている。
同社は株主優待制度を導入している。
これは現金配当が可能になるまでにはしばらく時間がかかると想定される一方で、期間損益の改善には一定の道筋が見えてきたことへの自信の表れであると弊社では理解している。
2016年6月期から制度の一部をより積極的な内容に変更した。
具体的には、ランクを拡大するとともに、権利確定のタイミングを年2回から1回に統合して金額を200%高額なものとなっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)