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11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:トランプ氏会見控えるも、押し目拾いでの対応を意識
■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の買い越し
■前場の注目材料:宇部興産、日本カーボンなどテーマ物色活発化か
■トランプ氏会見控えるも、押し目拾いでの対応を意識
11日の日本株市場はこう着ながらも底堅い展開が見込まれる。
10日の米国市場はまちまちの展開。
自動車やハイテクの一角が買われる半面、原油相場の下落が嫌気されたほか、トランプ次期米大統領の会見を見極めたいとのムードも強かった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の19325円だった。
原油相場の下げを受けてエネルギー関連は手掛けづらくなりそうだが、米国の流れを受けて、自動車やハイテク株の動向が注目される。
また、トランプ次期米大統領の会見を控え積極的な売買は手控えられる可能性はあるが、足元でこれを織り込む格好で利益確定の流れが続いていたこともあり、調整をみせていた金融株などには押し目買いの動きが意識されよう。
また、昨日はマザーズ指数、JASDAQ平均はプラス圏での推移となるなど、物色意欲は強そうだ。
相対的に出遅れている中小型株やテーマ株での値幅取り狙いの売買は続くことになろう。
日経平均はこう着のなか、ややシグナル悪化が警戒されてきているが、一段安を想定しつつも、押し目拾いでの対応を意識しておきたい。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き240万株の買い越し
朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り780万株、買い1020万株、差し引き240万株の買い越しとの観測。
なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月30日(金):100万株の売り越し
01月04日(水):30万株の買い越し
01月05日(木):150万株の買い越し
01月06日(金):10万株の売り越し
01月10日(火):200万株の売り越し
■前場の注目材料:宇部興産、日本カーボンなどテーマ物色活発化か
・NYダウは下落(19855.53、-31.85)
・NY原油は下落(50.82、-1.14)
・シカゴ日経225先物(19325、+15)
・円相場、1ドル115円85-95銭
・国交省、訪日客4000万人へ環境整備
・今年の工作機械受注額、3年ぶりプラスへ
・宇部興産 (T:4208)、日本カーボン (T:5302)、米GE航空機へ新素材供給
・日本通運 (T:9062)、インドで鉄道輸送年内に開始
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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