サイバネットシステム (T:4312)は9日、2016年12月期（16年1-12月）決算を発表。 売上高が前年同期比3.3%増の160.31億円、営業利益が同20.6%増の10.27億円、経常利益が同0.1%減の10.01億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%減の4.62億円だった。
国内売上高は、ITソリューション分野及びモデルベース開発エンジニアリングサービスの好調に加え、主力のマルチフィジックス解析ツールも堅調に推移したことにより前年同期を上回った。
海外売上高は、カナダの開発子会社及び米国の開発子会社並びに台湾の販売子会社が好調に推移した。
利益面では、計画的増員により人件費が増加したものの、売上高の増加等により、営業利益は前年同期を上回り。
経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、円高による為替差損等によりほぼ前年並みで推移した。
17年12月期通期については、売上高が前期比8.5%増の174.00億円、営業利益が同36.2%増の14.00億円、経常利益が同49.7%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同94.8%増の9.00億円としている。
営業及びマーケティング並びに技術サポート・開発体制を強化し、顧客の複雑かつ高度な課題を解決すべく、様々な領域にまたがる複合・統合ソリューション（マルチドメインソリューション）の推進に注力し、付加価値サービスを提供していく考えだ。