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ミルボン Research Memo(5):2017年12月期も引き続き増収増益が期待される

発行済 2017-03-03 15:20
更新済 2017-03-03 15:33
ミルボン Research Memo(5):2017年12月期も引き続き増収増益が期待される
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■今後の見通し

● 2017年12月期の見通し
ミルボン (T:4919)は2017年12月期についての期初予想を、売上高31,000百万円(前期比6.4%増)、営業利益5,300百万円(同3.6%増)、経常利益4,890百万円(同3.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,450百万円(同12.4%増)とし、前期に続いて増収増益かつ過去最高益更新を予想している。
なお、同社は第2四半期予想については公表していない。


その後、同社は2017年12月期から決算期を変更し、従来の「12月21日から翌年の12月12月20日まで」から「1月1日から12月31日まで」へと変更することを発表した(2月24日付)。
そのため2017年12月期は12ケ月と11日となり、その分を考慮して、2017年12月期の業績予想を、売上高32,700百万円、営業利益5,550百万円、経常利益5,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,580百万円へと修正した(会計期間が異なるため前期比較はない)。
この業績変更は純粋に決算期変更によるものであり、実体面では期初予想から何も変更はない。
以下の業績見通しの詳細についての記述は期初予想をベースとしたものとなっている。


詳細は後述するが、2017年12月期も、前期の実績と反省を踏まえた実効的な施策が計画されており、それらが所期の効果を発揮することで今期の会社予想が達成される可能性は十分に高いと弊社ではみている。


国内市場では、主力のヘアケア用剤部門において、「オージュア」や「ヴィラロドラ」といったプレミアムブランド商品群がけん引役となって前期に引き続いて増収となると期待される。
染毛剤部門も、グレイヘア向けの「オルディーブ クリスタル」に加えて、20代向けの「オルディーブ アディクシー」の発売で、やはり前期比増収が見込まれる。
また、パーマネントウェーブ部門では、ストレートパーマ用新製品の発売予定で、市場全体の縮小トレンドが続くなか、ここでも増収への転換が期待されている。


海外市場では、製品別ではグローバルブランド「milbon」がけん引役となって増収トレンドをキープすることが期待される。
国別では、中国では成都への拠点開設の効果が、また韓国では「オージュア」の本格展開が、それぞれけん引する形で、前期同様2ケタの増収(現地通貨ベース)を確保できると期待される。
北米では今期は「milbon」に全面入れ替えた効果が具現化できるかがポイントとなるだろう。
取扱店舗が前期末に約700店からどこまで拡大できるかがカギになるとみている。
タイは前期中に生産部門の黒字化が実現し、今期は販売部門の黒字化がポイントだ。
前期に販売が伸ばせなかった要因(サロントリートメント分野での販売不振など)は徐々に解決しているとみられ、今期は販売・生産両部門トータルでの黒字化が期待される。


費用の面では、2017年3月期は新工場稼働に伴う減価償却費の増加で売上原価が増加し、売上高売上総利益率は前期の69.0%から67.9%に1.1ポイント悪化する計画だ。
しかし一方で、販管費の伸びが前期比5%増に抑制されるため売上高販管費率が前期の51.4%から50.8%に低下する見通しだ。
その結果、2017年12月期の売上高営業利益率は17.1%となり、前期比0.5ポイントの低下にとどまる予想となっている。


営業外損益や特別損益では大きなものは予定されていない。
青山工場は売却の方針が決定しているが、これに関わる減損処理などは2016年12月期に完了している。
また、設備投資額も2017年12月期は1,751百万円の予定で、前期の4,262百万円から大きく減少する計画だ。


スキンケア事業は、その事業モデルやスキームの詳細が2017年12月期中に徐々に明らかになってくる見通しで、将来予想の観点からは大きな注目点であることは疑いない。
しかしながら業績貢献という点では、今期はほとんどないとみている。
2018年12月期からは決算に反映されてくるとみられるが、実態的な収益インパクトが出てくるのは早くても2019年12月期以降と弊社ではみている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

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