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きちり Research Memo(7):新規出店店舗の収益性改善が進み、今下期は増益に転じる見通し

発行済 2017-04-07 16:01
更新済 2017-04-07 16:33
きちり Research Memo(7):新規出店店舗の収益性改善が進み、今下期は増益に転じる見通し
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■今後の見通し

1. 2017年6月期の業績見通し
きちり (T:3082)の2017年6月期の業績は売上高が前期比8.7%増の8,730百万円、営業利益が同38.5%減の260百万円、経常利益が同38.7%減の260百万円、当期純利益が同39.1%減の156百万円と期初計画を下方修正している。
第2四半期までの業績進捗が計画を下回ったことや、期末店舗数の計画を期初時点の100店舗から90店舗に見直したことによる。
通期の営業利益は4期連続で減益となるが、下期だけで見ると前年同期比27.8%増の92百万円と増益に転じる見通しだ。


計画の前提となる下期の既存店売上高については前年同期比で3%減、FL比率は54.6%とそれぞれ上期並みの水準を想定している。
足元では輸入肉は高止まりしているものの、野菜価格の高騰は沈静化しており、食材費率は上期の水準からさらに上昇することはないとみられる。
また、人件費率についても足元はやや低下傾向となっている。
第4四半期に新入社員が増加するため再度上昇する可能性はあるが、上期並みの水準は維持できると考えている。


一方、店舗数については現時点で契約がほぼ完了している物件だけを計画に織り込んだ保守的なものとなっている。
既に、2017年3月に「いしがまやハンバーグ」を小田急線成城学園駅に直結する商業施設「成城コルティ」に出店しており、滑り出しは好調となっている。
また、2016年12月に出店したとんかつ店「とん久」も、イオンモール施設内に出店する飲食店の坪当たり売上高で1~2位にランクされるなど好調に推移している。
同社では今下期に都心でもとんかつ業態の出店を計画している。
「とん久」は客単価で1,200~1,300円となるが、都心ではさらにメニューも拡充し、客単価で2,000円前後と高価格帯となる店舗を出店する予定にしている。
とんかつ業態では「和幸」や「さぼてん」等のブランド力が強いチェーン店があるが、同社では「いしがまやハンバーグ」のように価格に見合うだけの味やサービスを提供することで、顧客支持を集めることは可能と考えており、今後の動向が注目される。


上期の減益要因の1つとなっていた「Anchor Point」についても下期中には黒字化の見通しが立ってきている。
週末に結婚式の二次会パーティー用としての提供を本格的に開始しており、今後の利用増による収益改善が見込まれるためだ。
関西では「Orobianco」で二次会パーティーを開催しており、そのノウハウを活用する。
2月からウェディング情報サイト「ゼクシィ」で募集を開始したところ、30件ほどの申し込みがあり、3月から開始している。
パーティー案件は収益性も高いため、今後の収益増に寄与することが見込まれる。


また、PFS事業の売上高は前期比27%増の140百万円と2ケタ伸長を見込んでいる。
顧客企業数の増加に加えて、サービスメニューの拡充による顧客当たり売上単価の上昇が増収要因となる。
なお、三井物産 (T:8031)、EATALYとの合弁会社であるイータリー・アジア・パシフィック(株)において、中規模コンセプト店となる「EATALYグランスタ丸の内」を出店することを発表している。
JR東日本 (T:9020)東京駅構内にイタリア食材による本格的な食事やカフェ等のレストランスペース(130席)を設けるほか、イタリア食材の購入も可能な店舗とし、「EATALY」ブランドの発信基地とする。
2017年夏に開店予定で、国内では従来からあった2店舗と合わせて3店舗目となる。
同社の業績にはPFS事業のクラウドサービス展開型の売上高に加算されることになる。
同店舗の売上状況によって多店舗展開も検討していく予定となっており、その動向が注目される。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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