■今後の見通し
3. 中長期の経営目標値
きちり (T:3082)は中長期の経営目標値として、2020年6月期に売上高17,500百万円を掲げている。
自社ブランド(業態)での店舗数を拡大していくほか、PFS事業を育成していくことで目標を達成していく考えだ。
また、経営指標としては売上高営業利益率で10%以上、ROE20%以上、配当性向30%を目標とする。
出店に関して、主力の「KICHIRI」の新規出店ペースが鈍化しているが、これは同社が目標とする収益性を確保するための不動産物件が出ないことに加えて、「いしがまやハンバーグ」などレストラン業態の需要が旺盛で、経営リソースを優先的に振り向けていることが要因となっている。
前述したように、イオンモールでの「いしがまやハンバーグ」の収益性が社内目標をクリアすれば、広島や中京エリアなど他エリアへの出店展開を積極的に進めていく方針となっている。
また、高付加価値を実現する業態開発も継続していく考えだ。
PFS事業ではクラウドサービス展開型において、「顧客数の増加×顧客当たり売上単価の上昇」を推進していくことで、2ケタ成長を目指していく方針だ。
売上規模は小さいものの収益性が高いため、今後、同社の利益率向上に寄与していくと考えられる。
ここ数年、利益ベースで減益が続いたが、これら戦略の推進によって同社の業績は2018年6月期以降、増収増益基調に転じるものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 中長期の経営目標値
きちり (T:3082)は中長期の経営目標値として、2020年6月期に売上高17,500百万円を掲げている。
自社ブランド(業態)での店舗数を拡大していくほか、PFS事業を育成していくことで目標を達成していく考えだ。
また、経営指標としては売上高営業利益率で10%以上、ROE20%以上、配当性向30%を目標とする。
出店に関して、主力の「KICHIRI」の新規出店ペースが鈍化しているが、これは同社が目標とする収益性を確保するための不動産物件が出ないことに加えて、「いしがまやハンバーグ」などレストラン業態の需要が旺盛で、経営リソースを優先的に振り向けていることが要因となっている。
前述したように、イオンモールでの「いしがまやハンバーグ」の収益性が社内目標をクリアすれば、広島や中京エリアなど他エリアへの出店展開を積極的に進めていく方針となっている。
また、高付加価値を実現する業態開発も継続していく考えだ。
PFS事業ではクラウドサービス展開型において、「顧客数の増加×顧客当たり売上単価の上昇」を推進していくことで、2ケタ成長を目指していく方針だ。
売上規模は小さいものの収益性が高いため、今後、同社の利益率向上に寄与していくと考えられる。
ここ数年、利益ベースで減益が続いたが、これら戦略の推進によって同社の業績は2018年6月期以降、増収増益基調に転じるものと弊社では予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)