荏原製作所 (T:6361)は11日、冷熱事業の中国合弁会社を完全子会社化したと発表した。 山東省の煙台荏原空調設備公司について、合弁先の煙台氷輪公司（000811/SZ）から残余権益40％を取得し、100％子会社化している。
同社は1996年11月、中国冷熱市場への本格進出を目的に煙台荏原空調設備公司を設立。
これまで事業拡大を進め、建築設備空調、産業用途向け大型吸収冷凍機、地域冷暖房用途向け吸収ヒートポンプなどの分野で中国トップシェアを握るまでに成長した。
2014年には、ターボ冷凍機や冷却塔の生産も開始し、製品ラインナップの拡大を図っている。
今回、煙台荏原空調設備公司に対する経営の自由度を高め、迅速な意思決定の実現を図ることを目的に、同合弁会社の100％子会社化を実施した。
今後は自社経営リソースの投入を拡大し、同事業の最大市場である中国で一段の事業拡大を図る。
【亜州IR】