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ネットキャッシュを持つ企業が増えてきていますが、この資金の有効活用先に注目が集まっています。
4/25付の「Daily Outlook」では、こうしたネットキャッシュ銘柄についてまとめられているのでご紹介します。
まず同レポートでは、日本が『デフレを脱却し、インフレ経済に移行』する兆しを見せていると指摘しています。
さらにTOPIX採用3月期決算銘柄1,338社のネットキャッシュ(現預金+有価証券−有利子負債)は大きく増加していることを挙げ、『主要企業のネットキャッシュは増加傾向にあるようが、モノよりキャッシュの価値が減少していくインフレ下では過度なネットキャッシュの溜め込みは得策ではない』と述べています。
こうした資金の有効活用先として、レポートでは『設備投資や株主還元が挙げられる』としており、こうした布石をうちやすい手元資金が豊富な企業として、TOPIX採用企業のうち『実績のネットキャッシュがプラスかつROEが8%以上』、『予想ROEが実績より改善かつ予想PERが20倍以下』の条件を満たす企業から、時価総額上位10社を紹介しています。
具体的には大東建 (T:1878)やオムロン (T:6645)、NTTドコモ (T:9437)など全10銘柄を紹介しています。
企業の資金とその活用方法に注目が集まりやすい中、レポートで挙げられている10銘柄は『収益性が高いこともあり、ネットキャッシュ銘柄の一角として評価されやすいと考えている』と述べられています。
-詳しくは4/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜