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コネクシオ (T:9422)は株主還元策として「配当性向40%を目途として安定的な配当を継続して行えるよう業績の向上に努めること」を基本方針として掲げている。
これに基づき、2017年3月期の年間配当を期初予想より4.0円増配の56.0円(前期比8.0円増)とした。
進行中の2018年3月期は、設立20周年記念配当5.0円を期末に実施することを予定し、年間配当を65.0円(同9.0円増)とすると発表している。
これにより、5期連続の増配となり、予想配当性向は44.7%に達する見込みだ。
さらに同社は、2017年3月末現在で保有する全ての自己株式11,185,062株を2017年7月3日(予定)に消却することを発表している。
これにより、消却後の発行済株式数は2017年3月末比20%減の44,737,938株となる。
結果として、既存株主の持分はそれだけ濃縮化されることになる。
このように同社は、株主還元に対して積極的であり、この点は大いに評価に値すると思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)