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三機工業 (T:1961)は株主還元にも積極的である。
これまでも株主還元策の一つとして株式市場で積極的に自社株買い及び消却を行ってきた。
今回も2017年5月22日付で保有する自己株式3,000,000株の消却を行った。
さらに2017年5月15日から2018年3月31日までの間に、新たに自己株式3,000,000株(上限4,000百万円)を取得することを発表している。
また配当についても、以前は年15円の安定配当を基本としてきたが、2015年3月期は創立90周年の記念配当5円を加えて年間20円の配当を行った。
さらに2016年3月期は普通配当を年間18円に増配したことに加え、業績が好調であったことから期末に12円の特別配当を実施、結果として年間30円の配当(配当性向35.8%)を行った。
さらに前期(2017年3月期)も普通配当20円に2年連続となる特別配当10円を加えて年間30円配当(配当性向40.6%)を行った。
今期(2018年3月期)の年間配当予想は今のところ普通配当20円だけであるが、仮に過去2期並みの配当性向を維持すると、年間配当は約30円となるので、今後の業績動向によっては増配の可能性もありそうだ。
このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価すべきと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)