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持続可能な社会を見据えたESG投資、SMBC日興証券(花田浩菜)

発行済 2017-07-25 12:19
更新済 2017-07-25 12:33
持続可能な社会を見据えたESG投資、SMBC日興証券(花田浩菜)
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こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。


6月に米国がパリ協定からの脱退を表明することが話題になりましたね。
地球温暖化について懸念している企業も実は多いようです。
7/25付の「Daily Outlook」では、ESG投資について考察されているのでご紹介します。


まず同レポートでは、『7月3日に世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が日本株のESG指数を選定し、パッシブ運用を開始したと発表。
6月末までに約1兆円の資金を投じ、将来的には更なる拡大を検討している』と伝えています。


続けて、ESGについて、『ESG投資とはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)の3つの観点を考慮した投資手法を指す。
それぞれの例を挙げると、Eは地球温暖化対策、Sは女性活躍や、サプライチェーンにおける児童労働や強制労働などの人権問題がないこと、Gは株主との対話を重視し企業価値の向上に努めているかなどがある。
企業が長期的に成長するためには、ESGの観点が必要との考えで、ESG投資は欧米を中心に拡がっており、2016年の世界のESG投資残高は約23兆ドルとなった。
国内ではまだ十分に認識されているとはいえないが、GPIFが採用したことで他の運用機関への拡大も期待できよう』と見ています。


さらに、『GPIF が ESG 投資を採用した背景には、2015 年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を考慮したということもあろう。
ESG と SDGs に共通するキーワードは「持続可能」だ。
SDGs は貧困撲滅や格差の是正、気候変動対策など、先進国や新興国に関わらず、国際社会全体の普遍的な目標とされている。
政府も昨年末に実施方針を取りまとめ、最近では SDGs の知名度向上のために「PPAP」でおなじみのピコ太郎氏が出演しているPR動画を公開したことでも話題となっている。
企業においても SDGsに貢献する主体として役割が期待されている』との見解を述べ、ESGが銘柄選別の判断基準として定着する可能性があるとまとめています。


最後にレポートでは、『主なESGに優れた銘柄』を紹介しています。
具体的にはシスメックス (T:6869)や特殊陶 (T:5334)、三菱電 (T:6503)など全10銘柄が挙げられていますので、詳しくは7/25付の「Daily Outlook」をご覧になってみてください。


また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。


花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。


フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

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