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スリープロG Research Memo(2):主力はBPO事業。M&Aを積極活用して成長を続ける企業グループ

発行済 2017-08-10 15:48
更新済 2017-08-10 16:00
スリープロG Research Memo(2):主力はBPO事業。M&Aを積極活用して成長を続ける企業グループ
2375
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■会社概要

1. 会社概要と沿革
スリープログループ (T:2375)は、IT関連の機器サポートとコンタクトセンターが主力のBPO(Business Process Outsourcing)事業会社である。
設立は1977年。
90年代後半のYahoo!BB設置事業で急成長し、2003年に東証マザーズ市場に株式公開した。
その後は、IT関連商品・サービスの販売支援事業やコールセンター事業、システム開発事業、教育支援事業などをM&Aにより取得し、IT関連サービスを総合的に行う企業グループとなった。
2011年に経営体制を一新し、BPO事業に特化して経営体質の強化に取り組んだ。
2015年3月には東証2部へ市場変更、その後攻めに転じ、2015年8月にWELLCOM IS(株)(コンタクトセンター事業)、2015年11月には(株)アセットデザイン(ビジネス成長支援事業)、2016年2月には(株)JBMクリエイト(コンタクトセンター)の株式取得・完全子会社化を行い、事業規模を拡大している。


2. 事業構成
同社はBPO事業とコワーキングスペース事業を行っているが、BPO事業は4つのサービスに分けることができる。


●BPO事業
(1) フィールドサポート事業
フィールドサポート事業は創業当時からの事業である。
全国に広がる125,000人の登録スタッフによりITに特化したフィールドサポートや運用保守が行われるが、PC向けのサポートはWindows10への入替需要が一巡し苦戦が続く。
全社売上の約27%(2017年10月期第2四半期)を占める。


(2) コンタクトセンター事業
コールセンターコンサルティングサービス、コールセンター委託サービス、テレホンオペレーター派遣などを行う。
スリープロ(株)、WELLCOM IS、JBMクリエイトの3社で行われており、特にIT周辺のヘルプデスクに定評がある。
全社売上の約39%(同)を占める同社最大のセグメントである。


(3) テクノロジー事業
子会社のスリープロウィズテック(株)及び2016年9月に子会社化したヒューマンウェアにて展開するシステム開発、エンジニアリング開発の受託、人材支援サービスである。
全社売上の約11%(同)とM&A効果で構成比を高めた。


(4) マーケティングコミュニケーション事業
通信キャリアサービスの新規顧客開拓、消費者への製品説明、実演・イベントなどの販売応援などを手掛ける。
近年、販促用の人型ロボットの導入やメンテナンスなどが伸びている。
全社売上の約11%(同)である。


以上の4サービスの顧客は主に大手の法人であり、メーカーや通信会社、小売業などが主である。


● コワーキングスペース事業
アセットデザインにおいて、個人や小規模事業者向けに、レンタルオフィスやコワーキングスペースを手掛ける。
全社売上の約11%(同)と前年同期から1ポイント構成比を高めており、成長軌道に乗っている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

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