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マーケットエンタープライズ (T:3135)は、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しているが、これまでのところは無配となっている。
同社は、成長投資案件を多く抱え、2017年6月期と2018年6月期の2年間を投資の時期と位置付け、利益は低く抑えられる予想を掲げている。
こうした状況を踏まえ、2017年6月期は配当を見送るとともに、2018年6月期も無配継続の予想を公表している。
弊社では、当面は配当よりも積極的な事業展開に資金を投資することが、終局的には株主リターンの最大化につながるという従来の考え方の変更はない。
前述のように、同社は農機具事業やレンタル事業、拠点整備などの成長案件を多く抱えている。
問題はその投資回収の時期であるが、前述したストックオプションの期限の1つである2022年6月期が1つの目安になるのではないかと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)