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U&C Research Memo(8):上場準備で赤字となった2014年2月期から収益は年々改善

発行済 2017-11-09 15:18
更新済 2017-11-09 16:00
U&C Research Memo(8):上場準備で赤字となった2014年2月期から収益は年々改善
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■業績動向

3. 2017年2月期の財務などの状況
ユナイテッド&コレクティブ (T:3557)の2017年2月期末の総資産は3,423百万円(前期末比712百万円増)となった。
これは収益拡大及び東京証券取引所マザーズ市場への株式上場に伴う公募増資により、純資産が980百万円と同530百万円増加したためである。
併せて現金及び預金、新規出店に伴い有形固定資産、敷金及び保証金も増加した。


2017年2月期の現金及び現金同等物の残高は、2016年2月期末比351百万円増加し1,158百万円となった。
営業活動によるキャッシュ・フローは、好調な収益と旺盛な出店投資により税引前当期純利益や減価償却費が拡大し、679百万円の資金収入となった。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得や敷金及び保証金の差入による支出など旺盛な出店投資により615百万円の資金支出となった。
財務活動によるキャッシュ・フローは、主に株式の発行による収入(長期借入れによる収入と返済はおおむね同等)により287百万円の資金収入となった。


財務諸指標は近年良化を続けている。
業績好調と成長持続により利益が拡大していることが最大の要因である。
さらに東京証券取引所マザーズ市場に上場したことで、企業体質が強固になり収益性が向上しているのが分かる。
特にROAとROEの改善は顕著である。
出店加速を計画しているが、1店ずつしっかりと利益を出す経営を続けることができれば、財務諸指標はさらに良化する可能性が高い。
ちなみに、2014年2月期前後の収益悪化は、プライベートな中小企業からパブリックカンパニーへ脱皮するための準備によるものであり、懸念というより歓迎すべき材料である。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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