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ノムラシステム Research Memo(1):ERPソリューション事業を主に手掛けているITコンサルティング会社

発行済 2017-11-29 17:12
更新済 2017-11-29 17:33
ノムラシステム Research Memo(1):ERPソリューション事業を主に手掛けているITコンサルティング会社
3940
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■会社概要

ノムラシステムコーポレーション (T:3940)は、1986年2月に設立され、企業のオープン化コンサルティング業務、それに関連するソリューション提供業務などを展開し、発展を遂げてきた。
ITが急速に進化する時代の流れにうまく乗り、ソフトウェア設計・制作請負中心の事業構造から、ERP導入におけるコンサルティング業務に経営資源をシフトしている。


ERP(ERPパッケージ)とは、Enterprise Resource Planningの略称で、基幹系統合システムとも呼ばれるもの。
全体最適の視点から企画、調達、製造から販売、会計、人事など一連の企業活動のデータを一元管理し、顧客のITコスト削減につなげることができる。
民間調査機関が試算した国内ERP市場は、年間平均成長率が8%。
さらに、国内においてクラウド市場やビッグデータ市場も拡大が見込まれており、コンサルティング企業として同社の成長余地は広いと言えそうだ。


事業内容はSAP導入コンサルティング、SAP保守サポートセンター運営、Webシステム開発コンサルティング、情報サイトコンサルティングなどで構成されるが、2001年にSAPとサービスパートナー契約を結んだことが飛躍するきっかけになった。
2009年にはSAPのチャネル・パートナーとなり、SAP ERPのスペシャリスト集団として収益を伸ばし、2016年9月に東京証券取引所JASDAQ市場への上場を果たした。


足元の業績は、順調に推移している。
2017年11月6日に公表した2017年12月期第3四半期累計(1月−9月)決算は、売上高が1,900百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益337百万円(同46.1%増)、経常利益335百万円(同47.4%増)、四半期純利益228百万円(同65.8%増)と大幅増益を確保した。


2017年12月期通期の見通しは、売上高は2,501百万円(前期比2.4%増)と据え置いたものの、営業利益は337百万円から378百万円(同21.1%増)、経常利益は335百万円から376百万円(同20.7%増)、当期純利益は204百万円から272百万円(同40.0%増)に上方修正した。
同社側では、社会情勢に大きな変動がない限り、修正した見通しは達成できるとしている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)

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