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● 2018年3月期第2四半期の業績概要
フェローテックホールディングス (T:6890)の2018年3月期第2四半期の業績は、売上高42,983百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益4,498百万円(同33.2%増)、経常利益3,857百万円(同83.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,299百万円(同122.5%増)となった。
半導体製造装置業界を中心に同社製品への引き合いが強く、またデバイスメーカーの稼動も高水準であったことから、主要セグメントである半導体等装置関連の売上高が増加し、全体の売上総利益率は28.6%(前年同期は26.8%)と大きく改善し、売上総利益は12,293百万円(同21.8%増)となった。
販管費は同16.0%増加したが、売上総利益の増加により営業利益は大幅増益となった。
為替差損(312百万円)が前年同期(1,122百万円)より減少したこと等から経常利益の増加率はさらに高くなった。
また親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期の特別損失(固定資産処分損288百万円)が消失したこともあり、さらに高い増益率となった。
主に中国子会社での投資を中心に設備投資額は、4,702百万円(前年同期比49.3%増)と高水準であったが、減価償却費は1,916百万円(同0.7%減)であった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)