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1. 2017年9月期通期の業績概要
カナミックネットワーク (T:3939)の2017年9月期通期の業績は、売上高が前期比14.4%増の1,291百万円、営業利益が同25.1%増の330百万円、経常利益が同31.1%増の330百万円、当期純利益が同35.3%増の223百万円と増収増益となった。
売上高の増加は、主力のクラウドサービスが順調に拡大していることが主要因。
クラウドサービスではカナミッククラウドサービスの導入地域が616地域(前期末比246地域増)と加速しており、有料ユーザーID数も46,002(同10,530増)と増加し、カナミッククラウドサービス売上1,110百万円(前期比18.5%増)につながった。
コンテンツサービスも前期比26.1%の伸びとなり、増収に貢献。
その他サービスにおいて行政関連の受注案件の期ずれにより減収となったが、それをカバーした形だ。
経常利益は前期比で31.1%増となり、期初予想比でも18.0%増となった。
収益性の高いクラウド事業の増収効果とともに、人手がかかる受託開発が多いその他サービスの比率が低下したことが要因である。
経常利益率25.6%(2017年9月期)は業界でも屈指の高水準である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)