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日経平均は小幅反落、参加者限られ、日中値幅は40円程度にとどまる

発行済 2017-12-25 12:14
更新済 2017-12-25 12:33
日経平均は小幅反落、参加者限られ、日中値幅は40円程度にとどまる
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 日経平均は小幅に反落。
14.87円安の22887.89円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えている。
小幅に続伸して始まったが、海外市場がクリスマスの祝日で休場となる中、方向感に欠ける相場展開となった。
日経平均は先週末の終値を挟んでのもみ合いとなり、日中値幅は40円程度にとどまっている。


 セクターでは海運、証券、銀行、鉄鋼、小売、ゴム製品がさえない。
一方で、不動産、鉱業、陸運、石油石炭、医薬品、精密機器が小じっかり。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)、TDK (T:6762)、京セラ (T:6971)が重しに。


 日経平均は5日線レベルでのこう着となっており、手掛けづらさがうかがえる。
225先物の値幅も60円程度であり、積極的な参加者は限られている状況である。
不動産の一角が上昇しているが、リバランスの流れとみられ、こちらも積極的な上値追いの動きがみられていない。
オープンハウス (T:3288)が高値を更新してきており、個人主体の中小型株が物色の中心であろう。


 もっとも、日経平均はこう着ながらも、上値の重さよりは、下値の堅さが意識されている。
煮詰まり感が台頭している中、もち合いレンジからの上放れを意識したスタンスとなろう。
また、直近IPOの一角に動意がみられるなど、個人の需給状況は良好である。

(村瀬智一)

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