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こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
3/20付の「DailyOutlook」では、越境ECについて考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『訪日客数は2015年の爆買いブーム後も増加が続いているが、株式市場ではインバウンド関連株の2極化が見受けられる。
資生堂(4911)やコーセー(4922)などの化粧品・トイレタリー関連株の一部は今年に入って上場来高値を更新している。
一方で、百貨店やドラッグストアは相対的に低調なパフォーマンスとなっている』と伝えています。
続けて、これらの違いは、訪日客が日本から本国へ帰国した後でも“リピート買い”ができるか否か、ではなかろうか、との見方を示し、『化粧品のように帰国後も継続買いが可能なものとしては、紙おむつ、食品、雑貨、衣料などが該当しよう。
ただし海外各地で営業所や店舗、Eコマース(EC)サイトを提供・展開するのは大手企業にはできても、中小企業には難しい。
また、大手の商品でも個人で並行輸入したほうが安く購入できるケースも少なくない』と分析しています。
さらに、『こうしたことを可能にするのが「越境EC」関連企業だ。
越境ECとはインターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引のことである。
経済産業省によれば、世界の越境ECの市場規模は2016年で約4,000億ドルであり、中国が日本から購入する額は約1兆円となっている。
なお、越境ECでは海外のブランド品などを日本の消費者向けに輸入する動きも盛んだ』とまとめています。
最後にレポートでは、『主な越境EC関連銘柄』を紹介しています。
具体的にはアドウェイズ (T:2489)やあらた (T:2733)、Hamee (T:3134)など全7銘柄が挙げられていますので、詳しくは3/20付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜