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米株高に加え、地政学リスクの後退、円安の進展を受けて続伸して始まると、2月28日以来約1カ月半ぶりに節目の2万2000円を回復。
その後も、じり高歩調を続け300円超の上昇となって高値圏での推移を続けた。
トランプ大統領が国務長官に指名したマイク・ポンペオCIA長官が金正恩委員長と会談したことが伝わったことで、朝方からリスクオフのスタンスが強まり、為替がジリジリと1ドル107円30銭台までの円安が進んだこともあって、日本株に対する買い安心感が広がった。
大引けの日経平均は前日比310.61円高の22158.20円と、2月27日以来の高値水準となった。
東証1部の売買高は14億5861万株、売買代金は2兆5467億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、海運業、建設業が上昇率上位だった。
東証33業種のうち鉱業以外の32業種が上昇した。
石油・石炭製品、海運業は地政学リスクの後退、建設業は戸田建 (T:1860)の上方修正の発表で幅広く買いを集めたもよう。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)などがしっかり。
前日に上方修正を発表し過去最高益を更新見込みの戸田建 (T:1860)が8%超の上昇となった。
また、非連結決算以降に伴う業績見通しを発表したDEAR・L (T:3245)が東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方で、マネックスG (T:8698)、東エレク (T:8035)、ルネサス (T:6723)などがさえない。
東エレクやSCREEN (T:7735)、ニコン (T:7731)など半導体製図尾装置関連が下落。
中国のリコール問題で中国販売の急落が伝わったホンダ (T:7267)は1%安、内需・ディフェンシブの利食い売りに押された花王 (T:4452)、アステラス薬 (T:4503)、武田薬 (T:4502)の下げが目立つくらいで、ほぼ全般に幅広い銘柄が買われた。