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三機工業 (T:1961)は株主還元にも積極的である。
配当について、同社では現在年間20円の普通配当を基本としているが、2017年3月期は業績が好調であったことから期末に10円の特別配当を実施、結果として年間30円の配当(配当性向40.6%)を行った。
さらに2018年3月期も普通配当(20円)に加えて、中間期に5円、期末に10円の特別配当を3年連続で実施し、年間配当を対前期5円の増配となる35円(同55.5%)とした。
2019年3月期の年間配当は、今のところベースとなる普通配当年間20円を維持する予定としているが、今後の業績によっては増配の可能性もある。
また株主還元策の一環として、株式市場での積極的な自社株買い及び消却をこれまでも行ってきた。
2018年3月期も2017年5月22日付で保有する自己株式300万株を消却し、発行済株式数は63,661,156株となった。
さらに2018年3月期中に新たに自己株式300万株を取得した。
このような積極的な株主還元の姿勢は大いに評価すべきと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)