プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

神戸物産 Research Memo(5):有利子負債の削減が進み、ネットキャッシュは黒字に転換

発行済 2018-08-14 15:05
更新済 2018-08-14 15:20
神戸物産 Research Memo(5):有利子負債の削減が進み、ネットキャッシュは黒字に転換
3038
-
■業績動向

3. 財務状況と経営指標
神戸物産 (T:3038)の2018年10月期第2四半期末の総資産は前期末比1,573百万円減少の142,910百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では受取手形及び売掛金が709百万円増加したほか、棚卸資産が247百万円増加した。
また、固定資産ではバイオマス発電所の新設を主因として有形固定資産が433百万円増加した一方で、連結子会社であったジー・フードの売却等により投資その他の資産が2,678百万円減少した。


負債合計は前期末比5,861百万円減少の108,556百万円となった。
買掛金が1,156百万円増加した一方で、有利子負債が5,144百万円、未払法人税等が1,392百万円減少した。
また、純資産合計は前期末比4,288百万円増加の34,354百万円となった。
配当金の支払い1,319百万円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益5,180百万円の計上が増加要因となった。


経営指標を見ると、収益の拡大を背景として経営の安全性を示す自己資本比率が前期末比3.0ポイント上昇の19.6%となったほか、D/Eレシオも3.4倍から2.7倍と低下した。
また、ネットキャッシュ(現預金−有利子負債)についても前期末比で5,155百万円改善しプラスに転じるなど、収益拡大を背景に財務体質の改善が継続していることがうかがえる。


同社では2020年10月期までの中期経営計画において、自己資本比率で20%以上、D/Eレシオで2.0倍以下、ROE毎期20.0%以上を目標として掲げている。
自己資本比率やD/Eレシオについては、メガソーラー発電事業や北海道の観光事業の一部プロジェクトの見直しを行ったことから、今後、多額の設備投資需要が発生しない見込みとなっていることから、達成可能な水準と思われる。
また、ROEに関しても主力の業務スーパー事業の安定成長が続く見通しであり、十分達成可能な水準と弊社では見ている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます