ロイター通信によると、中国最大の音楽ストリーミング会社テンセント・ミュージック・エンタテインメント・グループは米国での上場で約20億ドルを調達しようとしている。
同社は、9月7日に米国証券取引委員会(SEC)にIPOを申請した。これは米国市場での中国企業による2018年最大級のIPOとなる。
ロイター通信によれば、同社は以前IPOに際し約250億ドルの評価を求めていたとされているが、その後評価が変更されたかどうかまでは言及していない。
なおライバルであるBaiduの愛奇芸(iQiyi)は、今年3月に約24.2億ドルのIPOを行っていた。
テンセントホールディングス(HK: 0700)の子会社であるテンセント・ミュージックは、ミュージックストリーミング市場の約4分の3を占める音楽サービスプロバイダーであるQQ Music、KuGou、Kuwoを運営している。
テンセント・ミュージックは10月18日、モルガン・スタンレー - Morgan Stanley(NYSE: MS)とゴールドマン・サックス - Goldman Sachs(NYSE: GS)を引受人としてIPOを開始する予定。