香港の航空会社のキャセイパシフィック航空(HK: 0293)の株価は、金曜日に2.15%下落し、前期につけた9年ぶりの安値から更に7%近く下落した。
この暴落は大量の乗客データ漏洩に関する同社の報告書が発表された後で起きている。
キャセイおよびその子会社である香港ドラゴン航空の乗客約940万人のデータに不正アクセスがあった。
漏洩した情報には、氏名、国籍、生年月日、電話番号、Eメールアドレス、パスポート番号、IDカード番号、渡航歴などの個人情報が含まれている。
さらに、セキュリティコード以外の(CVV)27のクレジットカード番号へもアクセスされている。
同社は3月に自社のネットワーク上で疑わしい行為があることを発見し、5月に個人データへの不正アクセスを確認したと報告したが、漏洩だけではなく発表までに5ヵ月も時間を要した事も問題視されている。