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GセブンHD Research Memo(3):2019年3月期第2四半期累計業績は増収増益に

発行済 2018-12-03 15:33
更新済 2018-12-03 15:40
GセブンHD Research Memo(3):2019年3月期第2四半期累計業績は増収増益に
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■業績動向

1. 2019年3月期第2四半期累計業績の概要
G-7ホールディングス (T:7508)の2019年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%増の59,145百万円、営業利益が同19.7%増の1,943百万円、経常利益が同11.2%増の1,923百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.2%増の1,195百万円となり、第2四半期累計としては連続で過去最高業績を更新した。
業務スーパー・こだわり食品事業が「業務スーパー」を中心に好調に推移し、収益拡大のけん引役となった。
7月の西日本豪雨や9月の台風、北海道地震など相次ぐ自然災害により一部店舗が休業を強いられたこともあり、売上高はやや計画を下回ったものの、利益ベースでは不採算店舗の削減や、赤字事業だった「バイクワールド」「めぐみの郷」の黒字転換などにより計画通りに進捗した。
なお、グループの国内店舗数は前期末比3店舗減の398店舗(新規出店12店舗、退店15店舗)となった。


2.事業セグメント別動向
(1) オートバックス・車関連事業
オートバックス・車関連事業の売上高は前年同期比3.2%増の17,388百万円、営業利益は同1.7%減の343百万円となった。
このうち、国内の「オートバックス」を中心に事業展開しているG-7・オート・サービスの売上高は前年同期比2.3%増、経常利益は同17.2%減と増収減益となった。
当第2四半期累計期間における新規出店は無く、第2四半期末の店舗数は前期末比1店舗減の74店舗(前年同期末比1店舗増)となっている。
既存店ベースの売上高は前年同期比1.6%増となり、同期間におけるオートバックスグループの国内既存店増収率0.2%増を上回るなど、引き続きグループ内での高い販売力を維持している。


主要カテゴリー別の売上動向を見ると、2017年6月の値上げに伴う駆け込み需要の反動減でタイヤ・ホイールが4.0%減と低調だったもおのの、カーAV機器がドライブレコーダーの販売好調により4.2%増となったほか、、オイルが9.8%増、バッテリーが8.9%増と好調に推移した。
また、車検サービスや鈑金加工等のサービス部門も0.4%増と堅調に推移した。
利益面では、好採算のタイヤ販売の減収や台風による一部店舗休業の影響などもあって2ケタ減益となった。


一方、G-7バイクワールドについては国内バイク市場の低迷と競争激化が続くなかで、商品ラインナップの絞り込みを継続的に取り組んだ影響もあり売上高は減少したものの、粗利益率の改善や経費コントロールに取り組んだこと、バイク王&カンパニー (T:3377)との協業効果が出てきたことなどにより、利益面では4年ぶりに黒字転換した。
なお、「バイクワールド」の店舗数は前期末比横ばいの12店舗(前年同期末比横ばい)となっている。


海外店舗については、マレーシアで「オートバックス」(2店舗)及び「バイクワールド」(2店舗)、タイで「バイクワールド」(1店舗)を展開している。
マレーシアに2012年に進出して以来6年目となり、まだ全体の業績に与える影響は軽微だが、売上規模は着実に拡大しており、利益面での損益改善が続いている。
マレーシア4店舗合計で売上高は前年同期比4.3%増となっている。
損益面では「バイクワールド」1店舗が黒字化しており、その他3店舗についても損失額が縮小している。


また、2017年5月より子会社化したG-7.Crown Tradingについては、収益力強化施策として在庫を前期末から半分の水準まで絞り込んだ影響で減収となり、利益も若干の損失となった。


(2) 業務スーパー・こだわり食品事業
業務スーパー・こだわり食品事業の売上高は前年同期比6.4%増の39,442百万円、営業利益は同18.2%増の1,455百万円となった。
主力の「業務スーパー」を展開するG-7スーパーマートの売上高は前年同期比6.7%増、経常利益は同13.9%増となった。
当第2四半期末の店舗数は新規出店3店舗、閉店3店舗(移転リニューアル)を実施し、前期末比横ばいの136店舗(前年同期末比2店舗増)となった。
また、既存店ベースの売上高は9月の台風や北海道地震の影響により一部店舗で休業を強いられたものの、同3.3%増と堅調を持続した。
高い集客力・商品力を背景とした増収効果に加えて、店舗当たりの生産性向上、経費抑制に取り組んだことが利益率の上昇要因となった。


また、G-7ミートテラバヤシの売上高は前年同期比5.9%増、経常利益は同46.7%増と大幅増益となった。
「業務スーパー」との同時出店、閉店により当第2四半期末の店舗数は前期末比横ばいの103店舗(前年同期末比1店舗増)となっており、既存店舗での売上増が好業績につながっている。


G7ジャパンフードサービスの業績は、売上高で前年同期比4.3%増、経常利益で同25.3%増益と2年ぶりの増益に転じた。
こだわり食品事業において顧客開拓が進んだことが増収増益要因となった。
飲食店事業では新たに「いきなりステーキ」を2店舗(兵庫県)出店した。
2018年6月にオートバックス学園南店敷地内に出店した1号店(七つの壺を改装)は月額30百万円弱の売上を計上しており、既に収益貢献している。
2号店目は9月下旬にロードサイド型店舗を出店しており、今後の貢献が期待される。
また、スイーツ事業については店舗リニューアルも含めて店舗数は「BAKE」が4店舗、「クロッカンシューザクザク」「RINGO」が各1店舗とほぼ前年同期並みの水準で推移した。
新規出店費用等が減少したことにより利益面では収支均衡ラインまで改善した(飲食店、スイーツ事業についてはその他事業セグメントに含まれている)。


(3) その他事業
その他事業の売上高は前年同期比28.7%減の2,314百万円、営業利益は36百万円(前年同期は73百万円の損失)となった。
農産物直売所「めぐみの郷」を運営するG7アグリジャパンは買取販売方式から委託販売方式に変更したことにより、見かけ上の売上高は減少したが、前期まで収益悪化要因となっていた商品廃棄ロスが無くなったことにより、利益面では黒字転換した。
当第2四半期末の「めぐみの郷」店舗数は前期末比1店舗減の21店舗(前年同期末比4店舗減)となった。


また、コインランドリーサービス事業については、「マンマチャオ」の店舗数は5店舗と前期末、前年同期末比で横ばいとなったが、売上高は着実に増加しており、損益も改善が続いている。
当第2四半期累計期間では5店舗中、2店舗が黒字化、1店舗が収支均衡ラインとなっており、今後、減価償却費の減少につれて全ての店舗で黒字化が見込まれている。
衣服類だけでなく布団や絨毯など自宅では洗濯しにくいものも洗濯・乾燥できることが好評を得ているようだ。
初期投資額として洗濯機・乾燥機などの購入費用約20百万円となるが、売上原価が低いため償却費を回収できれば利益が出るビジネスモデルとなる。
売上計画は年間で60百万円程度とまだ小さいため業績に与える影響は軽微だが、今後はキャッシュレス決済の導入も検討しており、立地場所さえ見つかれば店舗数を拡大していくものと予想される。


スイーツ事業については、前述した通り収支均衡ラインまで損益が改善しているほか、飲食事業についても「いきなりステーキ」が順調な立ち上がりを見せている。
また、リユース事業については、「良品買館」「メガリサイクル王国」「リユース王国」の3ブランドで展開しており、当第2四半期末の店舗数は合計で4店舗と前期末比、前年同期末比ともに1店舗減となっている。
損益面では若干の損失が続いている。


海外事業(飲食店事業、アグリ事業)は、収益化までに時間を要するとの判断から、前期途中に一旦、撤収する方針を決定し、順次売却等を進めている。
飲食店事業については現在、台湾の「串かつだるま」(FC契約)1店舗を運営しているのみだが、今後、引受先が見つかり次第、撤収する方針となっている。
また、アグリ事業についてもベトナムで運営していた菊栽培事業会社の売却を決定した。
ミャンマーのイチゴ、レタス栽培、販売事業に関しては、現地の流通大手であるシティマートの要請・支援もあって継続していく方針となっている。
なお、これら事業の撤収に伴って損失額は前年同期比で縮小したと見られる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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