エルテス (T:3967)は10日、同社子会社のエルテスセキュリティインテリジェンスが、AIを用いた警備需要と警備員の効果・効率的な配置を行うプラットフォーム「AIK(アイク)」を開発し、AIKを用いた警備保障サービスの提供を開始したと発表。 警備業界は、東京五輪等の国際的イベントの国内実施機会増加や個人の危機意識の高まりを受け、足元の需要が堅調に推移し今後も業界の更なる拡大が期待されている。
その一方で、慢性的な人手不足、人的リソースに頼るアナログ管理などの問題も抱えている。
AIKは、警備現場における警備員の需給を効率的にマッチングすることに加え、従来アナログに行われていた案件差配等を機械化・自動化することで業務の効率化を図り、適正配置を実現する。
また、中長期的には管理コストを圧縮し、人材不足解消に寄与することを目指す。
今後は、AIKとの連携により、警備員の位置情報の把握、不審者情報の早期確認、テロや犯罪の事前防止に資する追加機能を順次実装していく予定としている。
また、外部警備会社への同サービスの開放可能性も検討しているという。