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ネクシィーズG Research Memo(4):エネルギー環境関連事業好調で、2018年9月期は5期連続増収

発行済 2019-01-25 08:04
更新済 2019-01-25 08:21
© Reuters.  ネクシィーズG Research Memo(4):エネルギー環境関連事業好調で、2018年9月期は5期連続増収
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■業績動向1. 2018年9月期の業績概要ネクシィーズグループ (T:4346)の2018年9月期の業績は、売上高は前期比5.1%増の16,873百万円、営業利益は同6.4%減の1,924百万円、経常利益は同14.4%減の1,941百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.3%増の1,913百万円になり、5期連続の増収及び前期並みの高い営業利益を確保した。

売上面では、文化教育事業のハクビを売却したために2,065百万円の減収要因となったものの、中核サービス「ネクシィーズ・ゼロ」(エネルギー環境関連事業)が前期比29.2%増と高い成長を維持し、全社として増収となった。

LED照明での導入件数は2018年11月末で36,017件に増加。

LED以外の商材の売上高は前期比で約2倍に伸び、売上高の34.6%を占めるまでになった。

電子メディア事業のブランジスタも9期連続増収と好調だ。

利益面では、エネルギー環境関連事業のセグメント利益が3,434百万円(前期比33.2%増)と大きく伸びた。

電子メディア事業での広告投資の影響で、全社としては営業減益となったが、依然として高い利益水準を維持している。

親会社株主に帰属する当期純利益が一転して増益となったのは、ハクビ売却に伴う特別利益685百万円の影響である。

財務の安全性がさらに向上2. 財務状況と経営指標2018年9月期末の財務状況は健全である。

総資産残高は前期末比335百万円増の14,422百万円。

そのうち流動資産は993百万円増の11,749百万円であり、現金及び預金の1,544百万円増及び「ネクシィーズ・ゼロ」が好調に推移したことに伴うリース債権の399百万円増等が主な要因である。

そのうち固定資産は657百万円減であり、投資その他の資産901百万円減などが主な要因である。

負債は前期末比188百万円減少の5,851百万円となり、大きな変化はなかった。

そのうち流動負債は129百万円減、固定負債は58百万円減である。

純資産合計は523百万円増の8,570百万円となった。

これは好調な業績を背景に利益剰余金が増加したことが要因である。

経営指標では流動比率277.6%(前期は246.6%)と安全性の目安である200%を大きく上回り、自己資本比率も48.8%(前期は38.6%)と高い水準だ。

短期及び中長期の安全性がさらに高まった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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