■事業の概要1. 事業の全体像ヘリオステクノホールディング (T:6927)自身は純粋持株会社で、事業会社はランプ事業を手掛けるフェニックス電機(株)、製造装置を手掛けるナカンテクノ(株)、人材派遣事業などを行っている(株)日本技術センターの主要3社を中核に6社で構成されている※。
事業セグメントとしては、ランプ事業、製造装置事業、人材サービス事業の3事業セグメントから成っている。
※ 同社は2018年12月1日付で自動化機器等の開発・設計・制作を行う(株)テクノリンクを子会社化同社の収益の中核は製造装置事業で、その中心製品は、配向膜製造装置や露光装置用光源ユニットなど、液晶パネルの製造ラインで使用される装置だ。
また、2018年3月期に新製品として急速に売上を伸ばしたHRPは、潜在的な用途は非常に多岐にわたるが、2018年3月期について言えば、有機ELパネルの製造に用いられたものとみられる。
こうした現状に鑑みれば、同社をFPD製造装置メーカーと呼ぶことも可能だろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之