英銀行最大手のHSBC Holdings (LON:HSBA)は2018年通期の純利益が予想を下回ったと火曜日に発表した。
税引前当期純利益は前年比15.9%増の198億9000万ドルであったと発表した。市場予想では前年比23.8%増の212億6000万ドルであった。
財務体質を計る重要な指標である、自己資本比率は2017年12月終わり時点の14.5%から14%へと減少した。同社はこの下落は主に為替変動によるものだと説明している。
年間配当利回りは前年と変わらず、1株当たり0.51ドルとなっている。
香港で金融サービスを手掛けるEverbright Sun Hung KaiのウェルスマネジメントストラテジストのKenny Wen氏は、「まず収益面に関しては、前年第4四半期の市場心理や市場環境は良くなかったため、私は資本市場に対して少し懸念している。そのため、HSBCの収益が頭打ちとなるかもしれない」とCNBCの取材に対して述べた。
香港証券取引所に上場しているHSBC株は、今回の発表を受けて前日比2.3%安となっていた(日本時間午後2時30分時点)。