アイル (T:3854)は6日、2019年7月期2四半期(18年8月-19年1月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比9.1%増の47.32億円、営業利益が同69.7%増の3.71億円、経常利益が同67.0%増の3.80億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同73.5%増の2.46億円となった。
ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んだ。
販売実績は、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、商品力の強化を業種別に進めた。
業種別のセミナーも開催し、豊富な導入事例をもとに最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も順調に推移した。
案件規模の大型化に伴い、売上計上に関し納期は長期化傾向にあるが、増収増益となった。
「Web」面では、複数ネットショップ一元管理ソフトである「CROSS MALL」について、新たなショッピングモールとの連携開発を当期も継続して取り組み、複数モールとの連携機能を強化することで商品力を向上させ実績を伸ばした。
また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフトである「CROSS POINT」も、販売実績を伸ばしている。
継続して製品の開発に注力しており、先行投資として、将来における新たな技術開発による市場競争力向上に向け、研究開発費0.25億円を計上している。
あわせて、2017年10月に島根県松江市に開設した研究開発拠点では、研究開発人員の増加等、研究開発活動の強化を図っている。
2019年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.4%増の102.00億円、営業利益が同34.9%増の7.10億円、経常利益が同31.9%増の7.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が35.5%増の4.56億円とする期初計画を据え置いている。