[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;21199.78;-303.91TOPIX;1586.44;-19.04[後場の投資戦略] 日経平均は前日に378円高と大きく上昇し、日足チャート上では5日移動平均線、25日移動平均線を上回っていた。
これにより市場全体のムードが好転することも期待されたが、本日は一転してこれら移動平均線を再び割り込む大幅安となり、市場の不安定さが改めて意識されてきそうだ。
前日までのリバウンドは、依然として売買が膨らまないなかで先物や一部の値がさ株の買い戻しが主導していた印象もある。
米中の動向など外部環境に大きく振らされる場面が当面続きそうだ。
新興市場ではマザーズ指数がやはり3日ぶりに反落しているが、下落率は0.7%と日経平均(1.4%)に比べ底堅さを見せている。
決算が好感されたラクスル (T:4384)が高値更新し、本日上場のサーバーワークス (T:4434)が買い気配のまま前場を終えるなど、個人投資家の中小型株に対する物色意欲の根強さが窺われる。
とはいえ、市場全体の不安定さが増せば個人投資家にも買い手控えムードが広がるだろう。
相場全体の地合い睨みで取り組みたいところだ。
(小林大純)