こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。
今週は2月期の決算発表が本格化します。
ファーストリテ (T:9983)、安川電機 (T:6506)、ユニファミマ (T:8028)などが決算発表を予定しています。
注目していきましょう。
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、4月1日に配信されました。
その中から今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、今週の日本株相場の焦点について『日経平均が上方から垂れてきている200日移動平均(2万1911円:4/5時点)に頭を抑えられることなく、2万2000円の大台を試すかという点である』と述べており、『メインシナリオは200日線をあっさり抜けて、2万2000円の大台を回復するだろうと想定している』との見解を伝えています。
続けて、このメインシナリオの実現について、鍵となる4つのポイントを挙げています。
まず1つ目には、『米国株の堅調持続』を挙げ、『S&P500は7日続伸と2017年以来で最長の連続高を記録。
昨年9月に付けた史上最高値まであとわずか38ポイントに迫った。
米国株が再び史上最高値更新となればリスクオン・ムードが高まり日本株にも追い風となろう』と分析しています。
2つ目としては『中国の経済指標』を挙げ、『消費者物価指数などの発表もあるが、注目は貿易統計だ。
2月の統計では輸出は前年同月比で2割も落ち込み、中国景気減速の象徴として相場でも悪材料視された。
3月は市場の予想では前年同月比7.7%増と大きく改善することが見込まれている。
予想通りの改善となれば、2月は春節の影響を大きく受けた異常値で、中国景気減速の最悪期は過ぎたとの認識が広がりそうだ』と示唆しています。
3つ目には『2月期決算発表』を挙げています。
『今週は小売りなど2月期決算発表が本格化する。
小売りは全体的に業績が振るわない。
イオンは5日、前期(2019年2月期)の純利益が4%減の236億円になったと発表した。
期初に示した従来予想(43%増の350億円)から一転、減益となった』と伝えていますが、ただし、『日経新聞の業績観測記事でABCマートが大幅安となるなど、すでに一部は織り込み済み』であると指摘し、『注目は11日のファストリと安川電の決算発表だ』と述べています。
4つ目としては、『欧州の動向』を挙げており、『BREXIT関連では12日が合意なき離脱の期限。
10日の臨時EU首脳会議で「合意なき離脱」が避けられるかがおおよそ決まる。
同じ日に欧州中央銀行(ECB)理事会も開かれる。
ドラギ総裁のコメントに注目が集まる。
これらのポイントをすべて無難にクリアして、日経平均は2万2000円の大台を回復するだろう』と考察しています。
最後に、今週の予想レンジについて『2万1600円 - 2万2100円とする』とまとめています。
参考にしてみてくださいね。
高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合があります。
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フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ