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リソル Research Memo(9):同社業績見通しは利益水準面でやや保守的な印象

発行済 2019-07-10 15:49
更新済 2019-07-10 16:01
© Reuters.  リソル Research Memo(9):同社業績見通しは利益水準面でやや保守的な印象
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■業績動向2. 2020年3月期の業績見通し2020年3月期の業績見通しについて、リソルホールディングス (T:5261)は売上高21,500百万円(前期比2.6%増)、営業利益1,000百万円(同30.3%増)、経常利益1,900百万円(同22.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,450百万円(同1.8%増)を見込んでいる。

海外経済の減速や消費税増税の影響など先行き不透明な事業環境のなか、新たな柱となる事業や新しい施設の開業、新しいマーケットの開拓など、将来の収益源となる成長投資を進め、収益基盤を強化していく方針である。

なかでも主力のホテル運営事業では“ホテルリソル”ブランドの躍進が続く。

2019年3月期にオープンした同ブランドは計3施設、新シリーズの“ホテルリソルキャビン”のほか、さらに新しい滞在スタイルを提案するホテルも展開する準備を進めている。

2020年3月期においては4月に“ホテルリソル”ブランドが秋葉原(東京都)と横浜(神奈川県)で既にグランドオープンし、同ブランドの新規ホテルがほぼ1年を通して稼働することになるため、前期にオープンした京都3施設とともに収益に大きく貢献していくことが期待される。

事業別営業利益については、ホテル運営事業とゴルフ運営事業では、各施設に合わせたきめ細かい施策による集客や生産性改善が見込まれ、新施設の貢献が大きいホテル運営事業は大幅増益、ゴルフ運営事業も微増益が予想される。

CCRC事業は「RE-BORN計画」に伴う各施設のリニューアルオープンと収益貢献が2021年3月期以降となるものと見られ、営業利益は横ばい圏と予想される。

福利厚生事業は黒字化が定着してきたことから、メニュー拡大による利用者増で小幅な増益と予想される。

再生エネルギー事業は2019年3月期に生じた売却利益と同等程度の利益は想定せず、福島県の太陽光発電事業における売電も期末から貢献し始めることになるため、一旦減益となることが予想される。

不動産関連事業では引き続き投資再生ビジネスにおける資産の入替えが見込まれ、資産売却益は場合により営業外収益への計上となり得る。

このように各事業の予想を積上げると、同社の業績見通しは利益水準の面でやや保守的な印象が強い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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