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グローセル Research Memo(7):内外拠点間の情報共有やCSB製品の海外展開によって海外売上高の拡大を目指す

発行済 2019-07-25 15:47
更新済 2019-07-25 16:00
© Reuters.  グローセル Research Memo(7):内外拠点間の情報共有やCSB製品の海外展開によって海外売上高の拡大を目指す
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■中長期成長戦略6. 国内・海外の連携強化による海外ビジネスの拡大グローセル (T:9995)は海外売上高について200億円を当面の目標として設定し、達成すべく取り組んでいる。

海外売上高の拡大に向けては、国内・海外の連携強化を中心的な施策としている。

これまでの具体的進捗としては、国内営業と海外拠点とが情報をシームレスに共有する体制を確立し、顧客満足向上を実現していることや、商材の面からは、ルネサスエレクトロニクス製品に加え海外から導入することの多いCSB製品の売上拡大を実現したこと等が挙げられる。

2019年3月期の海外ビジネス売上高は186億円で計画の193億円を下回った。

ルネサスエレクトロニクス製品を中心に米中貿易摩擦の影響を受けたためとみられる。

2020年3月期については176億円を計画している。

この減収計画は為替レート前提を105円/米ドルと、前期実績の111円/米ドルから円高に設定したためで、2018年3月期と同じ為替レートのベースでは186億円と前期比横ばいを計画している。

特約店との連携強化で一段の業容拡大を目指す7. 特約店との連携強化による一体となった営業活動同社はルネサスエレクトロニクスの特約店であるが、同社自身も傘下に14社の特約店を抱えている。

多数の顧客をカバーするうえではそれら傘下の特約店との連携は必要不可欠だ。

特約店と連携した売上高を“特約店ビジネス”として切り出し、200億円の早期達成を目指して取り組んでいる。

扱う商材がルネサスエレクトロニクス製品であるため、同社は特約店向けの営業においてもデザイン−イン活動に取り組んでいる。

2019年3月期の実績は93億円だった。

2020年3月期は122億円を見込んでいる。

これらの数値は、前述のルネサスエレクトロニクス製品のデザイン−イン活動の金額の内数となる。

2019年3月期の特約店ビジネスの売上高は183億円で、計画の193億円を下回った。

これはルネサスエレクトロニクス製品売上高の内数であり、計画比未達の背景も同じだ。

2020年3月期については186億円を計画している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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