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グローセル Research Memo(8):前期落ち込みからの自律回復と『STREAL』拡販などで増収・営業増益を予想

発行済 2019-07-25 15:48
更新済 2019-07-25 16:00
© Reuters.  グローセル Research Memo(8):前期落ち込みからの自律回復と『STREAL』拡販などで増収・営業増益を予想
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■今後の見通し2020年3月期についてグローセル (T:9995)は、売上高83,000百万円(前期比6.0%増)、営業利益870百万円(同6.0%増)、経常利益850百万円(同6.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益610百万円(同12.5%減)を予想している。

営業利益段階までは増収増益だが、営業外収支において為替差損などの要因から収支悪化を予想しており、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は前期比減益を予想している。

売上高は前期比4,668百万円の増収を計画している。

その商品別内訳は、集積回路が同875百万円増、半導体素子が同585百万円増、表示デバイスが同1,010百万円増、その他(一般電子部品)が同2,200百万円となっている。

一般電子部品の増収額が大きくなっている理由の1つは、『STREAL』の売上高がここに含まれているためだ。

『STREAL』は2019年3月期に事業化がスタートし、2年目の2020年3月期は5億円~10億円の売上高になると予想される。

利益面では、製品ミクスの悪化が一服することに伴う売上総利益率の改善と、増収により、売上総利益は前期比5.3億円の増益を計画している。

販管費は引き続き人件費や研究開発費の増加が見込まれることから、同4.8億円の増加を見込んでいる。

これらの結果、営業利益は同0.5億円増益の8.7億円を予想している。

営業外収支は、為替差損などの要因から前期比1.1億円の悪化を見込んでいる。

その結果、経常利益は同0.6億円減益の8.5億円を予想している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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