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アンビション Research Memo(7):不動産テックに注力。RPAの効果検証が進捗し、外販準備を開始

発行済 2019-07-26 15:07
更新済 2019-07-26 15:21
© Reuters.  アンビション Research Memo(7):不動産テックに注力。RPAの効果検証が進捗し、外販準備を開始
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■中長期の成長戦略AMBITION (T:3300)は不動産テックの分野で先駆者的存在である。

これまで導入をしてきたITツールとしては、ホームオートメーション(住宅のIT化)から不動産営業の効率化ツールまで様々である。

homepia(ホームピア)・VERIOT(ヴェリオ)はスマートフォンのアプリで、自宅だけでなく外出先からでもお風呂の給湯、各家電の操作が簡単にできる。

給湯まで連携した仕組みは画期的であり、他社との差別化につながっている。

チャットツール、AIチャットの導入も早くから行っており顧客満足度の向上と業務効率化の両方で効果が顕在化している。

AIを活用することで、夜間や休日であってもビジネスチャンスを逃さない効果もある。

同社はRPAの活用に本格的に取り組んでおり、自社内の業務効率化にとどまらず、ソリューションの外販を見据えて取り組んでいる。

ロボットによる業務の自動化を行うことで、不動産業界特有の煩雑な入力データの転記・同期や銀行入金情報の確認・反映、他社システムと基幹システムのデータ連携などの労働集約的な業務を効率化することができる。

同社内では既に30台以上のRPAが稼働しており、単純作業の効率化および人的リソースの有効活用で効果が表れている。

RPAを不動産業界に普及させる事業(外販)の準備が進展しており、2020年6月期からは外販事業が開始される予定だ。

同社では、不動産にかかわる全てのことをスマートフォンでできる世界を目指している。

2019年4月には、映像生成ソフトウェアエンジンの開発会社である2501と資本業務提携し、最先端の映像技術を活用した協業を目指す。

2501の代表的サービスである360Wrapは、視聴者が自分の意思で好きな角度から被写体を見ることができる映像サービスで、スポーツなどで好評を得ている。

今回の提携により、スマートフォンでリアルな内見(疑似体験)の実現を目指す。

また、2019年6月には、スマートフォン決済サービスを開始。

賃貸借契約の利便性向上にあたり決済手段の拡充は不可欠と考え、近年増加傾向にあるモバイル決済(QRコード決済)のニーズに対応するため「PayPay」、「LINE Pay」を導入した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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