ウイルプラスホールディングス (T:3538)は9日、2019年6月期連結決算を発表した。
売上高が前期比15.9%増の298.60億円、営業利益が同11.4%減の11.18億円、経常利益が同11.2%減の11.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.5%減の7.30億円だった。
当年度は、取扱いブランドの拡充と販売エリアの拡大を図る取り組みを精力的に行い、2つの新たな販売エリアの獲得と、同社グループにおいて初となるブランド「ポルシェ」の取扱いを開始した。
2018年12月に事業譲受により「ポルシェセンター仙台」を、また翌月の2019年1月に「ポルシェセンター郡山」を新規出店し、ポルシェブランドの東北エリアにおける全商圏をカバーした。
また、「MINI山口」、「MININEXT周南」の2店舗を2019年3月に新規出店、初の中国エリア進出を果たした。
2018年3月より取扱いを始めたジャガー・ランドローバーブランドは、2019年4月の事業譲受により新たに「ジャガー・ランドローバー三鷹」が同社グループに加わり、1都2県の5店舗で事業展開している。
既存ブランドのJEEPでは7店舗目となる「JEEP目黒」を2018年11月に新規出店し、既存店舗である「JEEP北九州」、「フィアット/アバルト田園調布」は店舗改装を、「ボルボ・カー久留米」、「ボルボ・カー北九州」は移転改装を行い、それぞれのブランドの最新CIに準拠した新しい店舗設備にて顧客対応を行っている。
車輌販売は、ジャガー・ランドローバーブランドや、新規取扱いのポルシェブランドが売上高に寄与した。
また、ストック型ビジネスである車輌整備並びに損害保険代理店業の売上高も管理顧客の蓄積により増加し、過去最高売上高となった。
品目別売上高では、新車が同19.1%増の154.32億円、中古車が同14.4%増の59.62億円、業販が同13.4%増の31.92億円、管理顧客の蓄積により車輌整備が同11.1%増の38.68億円、インセンティブや保険代理店業の収益である「その他」が同7.3%増の14.03億円となった。
2020年6月期通期については、売上高が前期比16.0%増の346.39億円、営業利益が同24.6%増の13.93億円、経常利益が同24.2%増の13.84億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.4%増の8.71億円を見込んでいる。