[チューリヒ 26日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイス (S:CSGN)は26日、国内部門に2021年末までに「数億」スイスフランを投資する方針を示した。
個人・法人を顧客とする新しい事業分野「ダイレクト・バンキング」を創設する。
国内部門スイス・ユニバーサル・バンク(SUB)のデジタルサービス強化、クライアントアドバイザーの採用のほか、マーケティング、スポンサー契約にも投資する。
来月1日に立ち上げる事業分野ダイレクト・バンキングは、同行の主力金融サービスを利用する個人・法人を顧客とする。
同事業分野の個人顧客は約100万人、法人顧客は6万社、従業員は500人以上になる。マリオ・クラメリ氏がトップを務める。
同社は「クレディ・スイスでは、国内のリテールバンキングと若者の銀行顧客が、他の大半の顧客セグメントよりも市場シェアが低い傾向にある」と表明。「このため、国内部門の事業モデルを調整し、大規模な投資を行うことを決定した」としている。